ぼくのネタ帳

映画や日々の考えについて書いてます。

これから公開予定の超たのしみな続編映画リスト/その⑤

この記事の続き。今回で終わり。 

 

(7)『カイジ/ ファイナルゲーム(2020年1月10日 公開予定)』

9年ぶりの続編(第3作め)にして最終章。藤原竜也演じる主人公カイジが、借金返済のため裏社会の命賭けのゲームに挑むシリーズ。

カイジは前2作ともすきだ。特に一作めは、ブレイブ・メン・ロード(超高所での鉄骨渡り)というゲームの場面で人生最大の手汗をかいた思い出深い作品(気づいたら文字通りビチョビチョに濡れていた)。ぼくは高所恐怖症なのだ。

これが一作目。ブレイブ・メン・ロードは0:55〜。YUIの主題歌もよかった。

これが二作目。「沼」と呼ばれる超超超ハイリスク・ハイリターンのパチンコに挑む。一作目と比べてカイジの戦略が最後の大仕掛け一本なので、ちょっと爽快感は薄かった。でも全然好き。

ちなみに『ファイナルゲーム』の公式あらすじを読むと、"原作にはない全く新しい4つのオリジナルゲーム【バベルの塔】【最後の審判】【ドリームジャンプ】【ゴールドジャンケン】を登場させた"らしい。原作漫画を描いている福本伸行先生が書いたオリジナル脚本なんだそうだ。【ドリームジャンプ】はゲーム名からしてかなり怪しい。手汗記録更新なるか、楽しみなところだ。

監督・主演共に続投。藤原竜也カイジなら間違いなくすきだ。佐藤東弥監督も、わざとらしく大味な演出がこのシリーズでは100%プラスに働いていて、安心感がある。『ガッチャマン(2013)』あたりはかなり稚拙で酷い出来だったので、題材によって合う・合わないがはっきり分かれる監督なのかもしれぬ。

ガッチャマン』は、公開当時付き合っていた女の子と映画館に観に行った。ガラガラの映画館でツッコミどころを指摘してはケラケラ笑ったいい思い出だ。

 

(8)『ヒックとドラゴン/ 聖地への冒険(2019年12月20日 日本公開予定)』

ドリームワークスの傑作アニメシリーズ、ヒックとドラゴンシリーズの3作め。今回は、主人公ヒックのバーク島の長としての成長と、愛龍トゥースの恋愛模様などが描かれる様子。

一作めの『ヒックとドラゴン(2010)』は、同年公開の『トイ・ストーリー3(2010)』と並んで、いまだに全アニメ作品の中で一番すきだ。

まずキャラクターが魅力的。ひ弱だけど心優しく、また創意工夫の人だからこそ、害獣として恐れられるドラゴンを誰よりも深く理解していく主人公のヒック。ナイトフューリー(ドラゴンの中でも最強種らしい)でありながら、愛嬌たっぷりのトゥース。典型的マッチョリーダーだけど息子思いの親父。個性的なヒックの友人の面々。それぞれに特性を持つ多種多様なドラゴンたち。

次に、映像がすごい迫力だ。特に飛翔シーンはすごかった。3Dって、ちゃんと映画にプラスに働くことがあるんだな、と思った初めての作品だった。

音楽もいい。サントラの"Test Drive"と"Romantic Flight"は死ぬほど繰り返し聴いた。

Test Drive」はこの曲。

「Romantic Flight」は1:41~の曲。

 続編の『ヒックとドラゴン2(2014)』は日本ではDVDスルーされてしまった。あとで観てみたら、こちらもいい出来。

ただ、やっぱり飛翔シーンの爽快感が大きな見所のシリーズでもあるので、ぜひ劇場で観たかった。そこへきて、今回3作めは日本でも劇場公開してくれるということで、ホントに嬉しい。 本国アメリカではすでに今年2月に公開されて、批評・一般ともに絶賛されている。

ぼく個人が本作を気にいるかどうかは別として、これほど高評価を得続けるシリーズもあまりないのではと思う。 今から楽しみだ。わくわく。

 

さて、これにてリストは終了。

この他、ランボーラスト・ブラッド(日本公開日未定)』は、前作『最後の戦場』同様にふり切った残虐アクションを見せてくれるなら、ちょっと楽しみではある。

ちなみに今回はシルベスター・スタローンの監督兼任ではない。監督は『アポカリプト(2006)』の助監督をやってた人(本作はメキシコ麻薬カルテルとの戦いらしいので、テレビドラマ『ナルコス』を撮った経歴を買われたのかもしれない。『ナルコス』は面白いらしいけどぼくは観たことない。)ということで、ちょっとワクワクはする。

ただ、前作のラストがあまりに感動的だっただけに、どうしても「また作るの?」感が拭えないのだ。あの感動は、ああこれで彼の戦いは終わったんだ…、と思ったからこそでもあった。

前作『ランボー 最後の戦場(2008)』のエンディングシーン。人体がガンガン吹っ飛ぶゴアな戦闘の後で、まさかのしっとりしたエンディングだったので、余計に沁みた。これは素晴らしかった。

もうランボーは休ませてあげてよかったんじゃないか?それとも、「それでも作る」意味がある作品なんだろうか。シルベスター・スタローンの関わる作品はあまりにも当たり外れが大きすぎて(特大大当たりもあるんだけどね)、絶対面白いはず!と無邪気に期待はできないところがある。

 

また、大作の続編でいうとターミネーター:ニュー・フェイト(2019年11月8日日本公開予定)』も控えているが、これについては正直あんまり期待していない。

シリーズ産みの親のジェームズ・キャメロンが復帰、と大体的に宣伝しているが、ちょっとミスリードではと思う。彼はあくまでも「プロデューサー」として復帰するのであって、監督は『デッドプール(2016)』のティム・ミラー。映画をよく知らない人を騙すような宣伝はやめてほしい。 個人的に『デッドプール』は、一作めは今いち、2作めは最高、という意見なので、『ニュー・フェイト』も安パイではないと思っている。

大体、サラ・コナー役のリンダ・ハミルトンが復帰したことを予告編で激プッシュしている時点でどうかと思う。喜ぶ人いるの……?

新しい敵ターミネーターも、とっくに食傷気味のナノマシンタイプ(サラサラの粒子になってまたくっつく感じのやつ)っぽいし。

うーーーーーーーーーーーーーん。。。

ただ、『ターミネーター2』の直接の続編とあえて言い切っていること、3部作の構想があるらしいこと、等はちょっと興味をそそられる。少なくとも3〜5作目と比べて、かなり気合が入っている感じはする。

 

ともあれ、面白そうなものも、そうでないものも、実際にこの目で見るまでは絶賛も批判もできない。全部劇場で観たいと思う。

先立つものがあるっていいことだ。

 

以上、「これから公開予定の超たのしみな続編映画リスト」でした。