(2) 見てもいないのにロケ地めぐり/ 映画『時をかける少女』@尾道
こちらの記事のつづき。
さて、上の記事のつづき。
次なる『時かけ』ロケ地の長江小学校へ向かう。
ここは、作中で「主人公らが通う高校」として出てくるらしい。
先ほどの艮(うしとら)神社から徒歩5分と、「時かけ」ファンに優しい距離にある。
②長江小学校
坂を上がると、すぐ着いた。
とにかく暑いので、近いのは大変ありがたい。
ところで、今回ロケ地めぐりにあたっては、以下のロケ地を紹介するウェブサイトを参照した。
この際、映画本編のネタバレを見ないようにと、なるべく地名だけチェックして、紹介文は読まないようにした。
が、この小学校に関してはうっかり「石段」という情報が目に入ってしまった。
なので、とにかく周囲にある石の階段を虱潰しに見てまわった。
石段。
こっちにも石段。
無情にも作りたての上を踏み荒らしたと思しき小さな足跡たち。
そしてこっちにも。
石段、石段、石段である。
この坂を登るのに、どうして3つもルートが必要なのだろうか。
これはしんどかった。なにしろ曇ってはいても気温は30度近い。
直立しているだけでも汗が吹き出るくらい暑いのに、その上急な石段の上り下りを、スーツ姿でくりかえさねばならないのだから(まあ勝手にやってるんだけど。。)。
校庭では中学生くらいの男の子たちが野球の練習をしている。
この暑さの中を一生懸命にベースを蹴って走っている姿に、ちょっと感動した。
以上で、『時かけ』のロケ地巡りは終了した。
たった2ヶ所しかいけなかった。。
ロケ地の多くは、となりの竹原市にあるらしい。
今から行って帰ってくるには、ちょっと時間が足りないと判断した。
あと暑い。
ついでに、最初に行ったうしとら神社あたりに戻り、御袖天満宮にも寄った。
③御袖天満宮
こちらは、同じく大林宣彦監督作である『転校生』のロケ地となった場所である。
ぼくは、この映画もまだ見ていない。
だけど、原作小説の『おれがあいつであいつがおれで』は読んだ。
小学生のころ通っていた公文式の教室に、なんでか置いてあった。
中学生くらいのお兄さんとお姉さんの体が入れ替わってしまう話だった。
"女の子の体が自分のものになる"という設定に邪なドキドキを感じたのをよく覚えている。
破廉恥な小学生だった。
さて、映画では、この神社の石段を転げ落ちると入れ替わりが起こるらしい。
そう、また石段である。
趣のある小径を抜けると、石段登場。
映画に出てくるのはどの石段かなあと思っていたが、見た瞬間わかった。
これだ。
どう考えてもボスキャラの顔をしている。
きちんとお参りもしました。
とても綺麗な神社。
ここから転げ落ちる撮影は相当怖かったと思われる。
以上でロケ地めぐりは終了。
尾道は、とにかく石段が多くて暑い町だった。
フォローするわけじゃないが、どの通りも趣があってとても素敵だった。
暑くなければまたじっくり散歩してみたい。
電車に乗る前に汗を引かせたかったので、近くにあった「Common」という喫茶店に寄った。
おしゃれ。
中もとても綺麗だし、空調が絶妙で心地よかった。
涼しいけれど寒くはない。
期間限定のももとグレープフルーツのアイスクリームワッフル。うまい。。
優しい人柄の見える注意書き。
観光客からしたら「十数年も悩まんでも。。」と思うけど、地域の人に愛されてる歴史のあるお店だと、いろいろ気を使うのかな。
そんなこんなで、無事尾道駅に戻り、帰りの電車に乗り込み、今に至る。
涼しい。ありがたい。
さっきAmazonビデオで映画『時をかける少女』をレンタルして、いよいよこれから見る。
わくわく。
【追記】感想はこちらの記事。