初・しまなみ海道(最終日/尾道➡︎東京)
4日目、旅行最終日。
朝起きるとちょっと雨が降っていた。
今日はもう帰るだけなので、別にかまわない。むしろ、最終日だけ降ったおかげで「運がよかった」と思えた。肝心のしまなみ海道を走る2日間(昨日、一昨日)は、至って快晴だったから。
出る前に、あらためて泊まった家の中を歩き回ってみた。昨夜オーナーさんご夫婦に一通り案内してもらっていたが、彼らが去ってからは怖くてひとりで歩き回る気になれなかった。
いや、あらためて、ホントに素敵なおうちだ。寝心地も最高だった。
家のすぐ前を線路が通っていて、一定の間隔で家鳴りとともに新幹線の音が聞こえる。慣れれば気になるほどではない。むしろこの景色が寝室から見られるって贅沢ではないか。
これで一泊5000円弱だ。便利な世の中になった。AirBnBと、オーナーさんはご夫婦のホスピタリティに感謝である。
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今時の大学生なんかはAirBnBで旅行するんだろうな。こんなの友達と泊まったら、めちゃくちゃ楽しそうだ。
宿を出て、尾道駅へ向かった。少し時間があったので、「パン屋航路」という地元の人気パン屋さんに向かった。
商店街を歩いていると、地元の中学生と思しき5,6人の男女のグループが、こちらを見てもじもじしている。明らかにレポート的なものを持っている。何かの学校の課題、たぶんインタビューだ、と思った。男子のひとりが周りの子に急かされるが、ムリムリ、とはにかんでいる。
可愛かったが、こちらから話しかける勇気がなくて、そのままパン屋に入った。
栗のブリオッシュ(だっけ)を買った。こちらのパン屋さんは焼き立てのものだけプレートが赤く縁取られていて、わかりやすい。
出てきたらもう学生たちはいなくなっていた。インタビュー受けたかった。。なんのインタビューだったんだろう。友人が「人生、結局は瞬発力」と言っていたのを思い出す。ホントにその通りだ。あのとき話しかけなかったせいで、ぼくは二度と尾道中学生の課題に協力するチャンスがないかもしれない。
近くの公園で早速食べると、ほくほくの小豆と栗がほんのり甘くて美味しかった。正直この旅を通して、結局一番美味しかったのは昨日の東珍康の尾道ラーメンと、このブリオッシュだ。尾道恐るべし。
そんなこんなで新幹線の時間が来て、福山から東京へ、無事帰ってきた。
やっぱりお家は落ち着く。今からNetflixでホーンティング・オブ・ヒルハウスのラスト2話を見ようと思う。呪われた一家の行方はどうなるのか。結局「あの晩」には何があったのか。
最近このシリーズに夢中だ。やー楽しみ楽しみ。