空港のカウンターがまぎらわしいこと
しばらく更新をサボってしまった。
日曜日から、初めての海外出張に行っていた。
仕事面でも本当にいろいろ勉強になったし、空いた時間で美味しいものを食べたり、名所に行ったりで、充実した時間だった。
毎度の事ながら、行き帰りの空港は緊張した。空港ってどうしてあんなに落ち着かない気持ちになるのだろうか。ぼく自身に渡航の経験があまりないこともあるのだろうけど、チェックインして、手荷物を預け、保安検査場を抜け、搭乗ゲートの前の待合スペースで座るまでは、どうもソワソワしてしまう。何かミスをして、飛行機に乗れなくなるのが怖いのだ。
だから必ず搭乗時刻の2時間半前にはついて、上記のルートを駆け抜ける。カードで入れるようなラウンジがあっても、入らない(ぼくの知る限り、そういうラウンジはだいたい保安検査場より前にあるからだ)。食事は、搭乗ゲートのすぐ前にある売店で簡単に済ませる。とにかく一刻も早く搭乗ゲートに辿りついて、ついたらついたでそこからなるべく離れたくない。
ところで思うのだけど、「手荷物カウンター」っていう名称はまぎらわしいので本当にやめた方がいい。
「手荷物カウンター」とは、保安検査場の前に設けられた、スーツケースや自転車など、機内に持ちこまない荷物を預けるカウンターだ。預けるのは、だいたいが大きかったり重かったりする荷物。そうでなかったら、いちいち預けたりしない。預けてしまったら、目的地についた後にあの回転寿司のようなぐるぐるの前で、出てくるのを待たねばならないのだから。機内に持ちこめるような小さいものならば、基本的には預けるメリットはない。
そう、預ける荷物はだいたい大きいものか、重いもの。だから、それを「手荷物」と呼ぶのは、明らかに言葉選びを間違っていると思うのである。だって「手荷物」だと、不必要に軽やかな印象を与えてしまうではないか。むしろリュックやトートバッグなど、機内に持ちこむ方の荷物を連想してしまう。
本当は機内に持ちこむ方の荷物を「手荷物」と呼ぶべきなのだ。そして、預ける荷物は単純に「預け荷物」にすればいい。預け荷物のカウンターは、「預け荷物カウンター」とすればいい。
羽田空港さん、どうでしょう。