歴史系ポッドキャスト - ぼくのネタ帳

世界史の勉強はけっこうつづいている。

自分から学ぼうという姿勢でいると、いかにいろんなメディアで面白く歴史を紹介されているかがわかってきて、目から鱗の連続だ。学生のときあんなに嫌っていたのは、本当にもったいなかった。本来、お話好きの自分には相性バツグンの科目だったのに。

最近は特に、歴史系のポッドキャストを聴き漁っている。

ポッドキャストとは、インターネット上でアップされるラジオのようなものだ。素人でも配信者になれるので、世の中のおしゃべり上手たちが各々の得意分野でいろんな番組をやっていて、とても面白い。携帯にポコポコ落としおいて、いつでもどこでも聞けるので、通勤途中やジムやお風呂で聞いてもよし。すばらしいツールなのである。

ニュース系、お笑い系などさまざまなジャンルがあるが、歴史系でも面白いものがいくつか見つかった。この場合の面白いというのは、笑えるというよりは、ぼくのごとき無知な者にもわかりやすくて、なけなしの知的好奇心をいつもちゃんと刺激してくれる、という意味だ。

まずは何と言ってもコレ！

歴史を面白く学ぶコテンラジオ（COTEN RADIO ）

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教育
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まずそのものズバリ、「歴史を面白く学ぶコテンラジオ（COTEN RADIO）」。

これめっちゃ面白い。今のところ全３０回しかなくて、世界史のあちこちをつまみぐい的に紹介している感じなのだが、この調子で世界中のいろんな歴史を網羅してくれるとしたら、マジでめちゃくちゃ楽しみすぎる。

メインのスピーカーは「株式会社コテン」という会社のお二人なんだけど、この会社がHPを見ても何を提供してくれるところなのかさっぱりわからない。でも話はすこぶるわかりやすいし、知識の広さ・深さがすごい。聞き手役の方がまた別でいるのだが、ちょうどよく歴史素人っぽい方で、的確に合いの手や質問を入れてくれるのも最高。

古代ギリシア・ローマ史と、古代中国史（春秋戦国時代、三国志の時代）の回がよかった。スパルタ人が同性愛を奨励していて、スマタがいちばん品が良いとされてたとか、歴史系下ネタがガンガン入っているのも興味深い。こういうのは学校じゃ教えにくい際どいネタを扱えるのも、ポッドキャストならではの強みかなと思う。中国史の方は、秦の始皇帝の前の時代には、どんな天才たちが天下統一の下地を作っていたか等の話があって、漫画『キングダム』の背景知識としても勉強になった。

次にこちら。

トリカゴ放送

トリカゴ放送
コメディ
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まだ聴きはじめたばかりだが、「トリカゴ放送」も面白い。

こちらは歴史専門というわけではなくて、いろんなジャンルごった煮という感じ。教養系じゃない回も全然ある。メインスピーカーの山本さんが、毎回ゲストを迎えて彼らの得意ジャンルについて語ってもらう形式になっている。山本さんが独特の軽さで肩肘張らずにゲストの話を引き出してくれるし、ゲストの方々はみなさん知識強者で話し上手ばっかりなので、どんなテーマでも面白い。

歴史系の回でいうと、第４７０−４７２回は第二次世界大戦がテーマなのだが、これはわかりやすかった。ゲストは池袋で世界史専門塾をやっているという湯毛？さんという人。声高いし、軍が力を持ちすぎないように、国民はみんなアメリカみたいに銃を持った方がいい、というちょっとギョッとするような持論を展開していたりもするが、話上手。全体の流れがちゃんと頭に入ってくるのが新鮮だ。学生のときはあんなに訳分からんかったのに。。なんでだ？

そんなわけで、暇なときにはけっこうポッドキャストを聞いて、楽しく歴史を学んでいる。

その他、歴史系の本や映画もどんどん当たっていくつもりだ。

前に買った『一度読んだら絶対に忘れない世界史の教科書』という本は期待どおりとても流れがわかりやすく、気になる時代からあちこちつまみ喰い的に読んでいる。

また、ホロコーストについて掘り上げてみようと思い立ち、関連本や映画をあたっている。まずはフランクルの『夜と霧』を読んで（難しくて正直あまり頭に入らなかったが、薄いのですぐ読み終わった）、今は『アンネの日記』でいきなり大ブレーキ中だ。

超有名作品だし、一生で一回は読んでおきたい、と思って手を出しのだが、これがきつい。

毎日毎日不満ばっかりで変化のない日常描写が永遠に続いている。

でも考えてみれば、13−15歳の女の子が隠れ家で書いてた日記に、それ以外何を期待してたんだ？という気もする。

不満少女アンネについてはまた別で書きたいと思う。